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DIE WITH ZERO 表紙
お金・人生設計

DIE WITH ZERO

No.302 | ビル・パーキンス 著/児島修 訳 | ダイヤモンド社 | 1700円+税 | 2020年 (2024/09/30 読了)

限られた時間とエネルギーをどう使い、人生の豊かさを最大化するかを考えるお金と人生の本です。

貯めたお金を使い切らないまま死んでしまえば、それは人生の体験を失う「機会損失」になる。お金だけでなく「時間」の使い方を問い直し、健康で活力のあるうちに意義のあることへお金を使おう、と教えてくれます。

心に残ったこと

  • 資産をただ溜め込んで死ぬことは、人生の体験を失う機会損失でもある。
  • 健康で活力がある時期にこそ、お金を意義深く使うべき。
  • 子供や孫に渡すお金も、相手がその価値を活かせるタイミングで渡すことが大切。

キーワード KEYWORD

Final Countdown(ファイナル・カウントダウン)

カウントダウンされる残りの「週数」を目にして、この人生であと何回週末を過ごせるかを想像する(いかに少ないか)。あるいは自分に残された「年数」を見れば、あと何回しかクリスマスや夏、秋を楽しめないかがわかる。こんなふうに人生の残りの時間の少なさがわかる数字を日常的に目にするようになって、私の考えや行動は変わった。― p.110

引用 QUOTATION

【死から目を背けることについて】

私たちは、死から目を背けることで人生を最適化できていない。人々は死の話題を避け、それが決して来ないかのように振る舞う。自分がいつか死ぬという事実から目をそらさずに人生を計画している人は少ない。私たちはその日を、遠い将来に起こるミステリアスな何かとしかとらえていない。こんなふうに死から目を背けているから、いざ死が眼前に迫ったときに、ほんの数週間の延命に数十万ドルもの大金を費やすことになる。その金は、若い頃に何年、何十年も懸命に努力して稼いだ金だ。病床に伏して身動きもとれなくなった状態で過ごす数週間のために、健康で活力に満ちた時間を何年分も費やしたのだろうか?― p.108

【時間とエネルギーについて】

「ゼロで死ぬ」とは、金だけの問題ではない。それは時間の問題でもある。限られた時間とエネルギーをどう使うべきか。私たちはそれをもっと真剣に考えるべきだ。それが、人生を最大限に豊かにすることにつながっていくのである。― p.111

【できなくなる日は事前にわからない】

だがある日、10歳の次女にこの映画を観ようと誘ったところ、断られてしまった。どうやら、もうこうした子ども向けの映画は見たくないということらしい。あらかじめこうなることを知っていたのなら、私はもっと娘たちと一緒にこの映画を観ようとしただろう。だが残念なことに、私たちは何かをできなくなるときの正確な日付を事前に知ることはできない。― p.188

タイトルに魅せられて購入しましたが、とても面白く、著者の考え方にいたく共感しました。貯えたお金はいくら使うのか。自分が死ぬまでそのお金を持っていても意味がないし、死んだ後に子供たちに譲ったとしても、お金の価値や使い道は、子供が若いうち(早ければ早いほど)の方が有意義に活用できる。そう考えると、今から資産をどのように使い、どのように子供や孫たちに分配していくのかを、真剣に考えなければいけないと感じました。人生であと何回週末を過ごせるかという視点にもハッとさせられた良書です。

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