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ソバニイルヨ 表紙
小説・自己啓発

ソバニイルヨ

No.158 | 喜多川泰 | 幻冬舎 | 2017/12/20 初版 (2018/01/21 読了)

アメリカへ長期出張することになった父親が、息子の隼人のために、見た目の冴えないロボットを残していきます。ロボットは隼人の心をつかみ、毎日の暮らしの中で、考え方や生き方をひとつずつ伝えていきます。

いじめに近いつらい出来事や、甘酸っぱい恋が重なる中で、中学生の隼人が少しずつ心の強さを身につけていく成長物語です。

  • 不幸を誰かのせいにしても、幸せには近づかない。「自分の責任」から始める。
  • 夢を持つことは、多くのやるべきことと出会う覚悟を持つこと。
  • 勉強は、どんなときも心を強く、明るく、美しく保つためにある。

引用 QUOTATION

「大きな夢を持つ」ということは、多くのやるべきことと出会う人生を歩むということ。その覚悟なしに夢だけ持っても途中で逃げ出してしまう。大切なのはそれでもやるという覚悟だ。― p.190
教科書も参考書も自分で読めば理解できるように作られている。考える前にすぐ誰かに頼ると自分の力で理解する能力を捨ててしまう。中学の勉強なら自分の力で完成させてやるという強さが大事だ。― p.122
どんなときも心を強く、明るく、美しく保つために勉強はある。これをやったら人がどう思うかばかりを気にして自分の人生を終えるのはもったいない。自分の価値観に正直に生きるべきだ。― p.167-168
イライラするのは、相手に期待してる人だけ。― p.100-101

親が子どもの自立を心から願い、本質的な「強さ」や「生きる力」を授けようとする、温かいメッセージにあふれた作品でした。勉強や困難に対して「逃げずに自分の頭で考え、自分の足で立つ」ことの大切さを、ロボットとの対話を通じてわかりやすく示してくれます。子どもの教育や指導に携わる立場としても、深く共感しました。自分の意志で未来を切り拓く覚悟を持つことの尊さを、あらためて実感できる一冊です。

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