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『靴磨きという仕事に
   全人格的表現をしようとしているか、いないかの違いでしょう。』                                                                                  

▼自分の本業にすべてをかけている人には特有の深みが出てくる
 
●私には行きつけの靴磨き職人さんがいる。
  東京へ行くときにはほとんど毎回行くことにしている。

●先週の金曜日のこと、難しい質問をぶつけてみた。
   「靴磨きにも超一流から三流まであるとしたら、その差は何で生まれるのですか?」
   すると思いがけず、ものすごい回答が返ってきた。
   こんな回答、なかなか出来るものではない。

   「靴磨きという仕事に全人格的表現をしようとしているか、いないかの違いでしょう。」
  と即答した上で、次のように続く。

   靴磨きであろうが、芸術家や政治家、実業家だろうが、
   自分の本業にすべてをかけている人には特有の深みが出てくる。
   靴磨きの技術だけならば誰だって1~2年もやればそれなりの水準に達する。
   だが、そこから深まりが出るか出ないかはその人の職業観や人生観が強く影響してくる。

●全人格的表現?
   そう、自分の本業を深めようと勉強し続けることなんだ。
   私が哲学書を好んで読むのもそのためだし、芸術や音楽・映画をよく観るのも
   全部自分の人格を高めるためだし、それが無意識に本業に投影されるものなんだ。

   靴磨きって奥が深いねぇ。

 
▼靴のライフサイクルを理解し、
 今この瞬間にその靴にほどこしてあげるべき最高の処置をするのが
 靴磨きの仕事なんだ
 
●三流の靴磨きに聞いてごらん。
  きっと靴磨きという職業は、単に靴を磨くことだって答えるから。
   だが私が靴を磨くのは、靴をきれいにするのが目的ではない。
   靴のライフサイクルを理解し、今この瞬間にその靴にほどこしてあげるべき
   最高の処置をするのが靴磨きの仕事なんだ。

●靴のライフサイクル?

●そう、あなたが今履いているこの靴はきっと今日で10回目くらいに違いない。(その通り)
   つまり靴が若いんだ。この靴も私に任せてごらん。
   2~3年も履き込んだらすごく良い靴になるから。
   表面をキレイに仕上げることは、今この靴に必要としていない。
   この先10年履き込めるような基礎を作ってあげる段階なんだ。
   靴にも人生があるんだよ。
   それに接するこっち側にも人生観がないと、靴に対して対等に付きあうことができないでしょ。
 

 

◆この文章は、私が購読しているメールマガジンの中でも、注目している、

 日刊がんばれ社長!今日のポイントで2003年9月2日に掲載されたもの。
 
◆作者の武沢 信行さんは、経営コンサルタントで、現在講読者は26,941名(9/2現在)にものぼる人気メルマガ発行者である

◆また、最近、このメルマガをもとにした 

 『朝10分 熱い経営 実現シート』
という本を明日香出版社から出版されていて、私も購入したが、とてもよい本である。

◆今回の靴磨きの話は、とても心を打たれたので、発行者の武沢さんから許可をいただいて掲載させてもらった。

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◆どんな技術もたしかに数年でそれなりの水準になるかもしれないが、そこから先は『その人の職業観や人生観』が強く影響する。

◆だからこそ、勉強をしなければならない。
そして、自分を磨き、よりよい人格に成長するための努力を、毎日こつこつと続けなければならないのだと思う。

◆靴のライフサイクルを理解し、今この瞬間にその靴にほどこしてあげるべき最高の処置をするのが靴磨きの仕事であるように、
今、目の前にいる生徒の状況を理解し、今この瞬間にその生徒にほどこしてあげるべき最高の処置をしてるのか。

◆この靴屋さんにならって、自分も、毎日の授業の中で、自分の取り組みを見つめなおす厳しい視点をもとう。

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  自分の本業にすべてをかけているか・・・?

  今この瞬間に、その生徒に伝えるべき
  最高の処置をしてるか・・・?

 

『三日会わざれば・・』武沢 信行
メールマガジン『
がんばれ社長!今日のポイント』03/9/2 VOL.809より

 

2003.09.05