今回この『プロフェッショナル進化論』では、
1995年に始まったインターネット革命に引き続き、
2005年に始まったウェブ2.0革命の波の中で、
私たち個人はどのようなスキルを身につけ、
プロフェッショナルとして進化すべきかという点について
まとめられています。
私が田坂さんにひかれるのは、哲学的な深い洞察だけでなく、
現在、私たちの目の前で起こっている、
まさにインターネット革命による、新しい動きや風をしっかりととらえ、
その意味を解明し、さらに、その新しい世界の中で、
新しいプロフェッショナルに求められるものを追求している姿勢を感じるからだと思います。
つまり、現代のインターネット時代に対して、まったく腰が引けていないわけです。
私自身が19歳のときからパソコンを始め、
25年以上コンピューターの世界に触れてきた経験と、その中で感じた感覚を
もののみごとに、整理して、さらに未来につながる可能性を
自信を持って語ってくれる心地よさを感じます。
そして、『プロフェッショナル進化論』では、
個人であっても、よき社会を目指す「志」を持ち、
「個人シンクタンク」というネットワーク作りをめざせば、
ムーブメントを創り出すことができると、しめくくっています。
私も、ギブ&ギブンの心で、
価値あるサイト作りを目指していきたいと思います。
数多くの著作を表している田坂さんは、「ソフィア・バンク」というシンクタンクを設立し、
現在は、メールマガジンやインターネット上でのソフィア・バンク・ラジオ・ステーションなども運営していて、ネットワーク・シンクタンクとしてその広がりを増しています。
私が田坂さんを知ったのは、
私の心の師匠である藤堂さんがセミナーで推薦図書として紹介されていたのがきっかけでした。
最初に読んだ本は、藤堂さんがすすめてくれた
田坂さんの著作のテーマの大きな柱のひとつである
「仕事と人生」を語ったこの本は、
「なぜ我々は働くのか」
どのような心構えで働くべきかといったことについて、
考えさせてくれました。
その後、プロフェッショナルに関する前作
を2006年の末に読みました。
「求められる人材」ではなく、「活躍する人材」として、
「専門的な知識」を使って仕事をする「ナレッジ・ワーカー」から
「職業的な智恵」を使って仕事をする「知的プロフェッショナル」への
脱皮の必要性を学びました。
田坂広志さんのサイト
多くの著書に関連する講演やトークを聞くことができます。