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新しい道徳 表紙
エッセイ

新しい道徳

北野武 著 | 幻冬舎

小学校の道徳の教科書に対し、北野武流の視点から「大人が守れないルールを子供に無理強いする危うさ」を鋭く突っ込んでいるエッセイです。

  • 道徳教科書への疑問: 大人が守れないルールを子供に無理強いする危うさを、北野武流の視点から鋭く突っ込む。
  • できる限りの真実を教える: 道徳の本質は『こう感じなさい』と強制することではなく、先人が今の日本を作ってくれたという『できる限りの真実』を教えること。
  • ハリボテの知識への警告: 手軽に知識を得られる時代だからこそ、何冊も本を読み込まなければ手に入るのは『ハリボテの知識』でしかないと警告する。
年寄りははじめからずっと年寄りだったわけじゃない。何十年も働いて、税金を納めてきた人たちがいるから今の日本がある。スマホでゲームができるのだって、つまり年寄りたちがこれまで働いてくれたおかげなのだ。 — p.24
成功しようがしまいが、それがそいつのやりたいことであれば、思う存分にやればいい。夢を追いかけるといえば聞こえはいいけれど、それはつまり輝ける明日のために今日を犠牲にするということだ。 — p.68

『いいことをすると気持ちがいいのは、群れで生きる人の本能』という、道徳を綺麗事ではなく生物としての真実から語る切り口が実に痛快だ。手軽な『知ったかぶり』が増えた現代への苦言も、耳を傾けるべき重みがある。

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