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武士道 表紙
思想・日本論

武士道

No.201 | 新渡戸稲造(奈良本辰也 訳) | 三笠書房 | 1993年

日本の伝統的な武士道の精神を、西洋の思想や著作と比較しながら解説した名著。仏教や禅から得たものを通して、日本人の心の根っこを見つめ直させてくれます。

  • 仏教からは運命への静かな服従や、死への親近感を得ている。
  • 禅からは瞑想による、絶対的な真理との調和を得ている。
仏教は武士道に、運命に対する安らかな信頼の感覚、不可避なものへの静かな服従、危険や災難を目前にしたときの禁欲的な平静さ、そして死への親近感をもたらした。
禅は「沈思黙考」により、言語表現の範囲を超えた思考の領域へ到達しようとする。森羅万象の背後にある原理と、できれば「絶対」と調和しようとするのである。
武士道の道徳においては、人はその人自身の内なる究極の思いと結びつき、他者の心と結びつくという義務の道徳に沿って存在した。

世界で広く読まれている名著を、複数の翻訳で読み比べました。古典ゆえに読みにくさもありましたが、仏教や禅、武士道の精神が西洋の思想と比較しながら語られていて、日本人の心の根っこを見つめ直す時間になりました。

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