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ちょっと今から仕事やめてくる 表紙
小説

ちょっと今から仕事やめてくる

北川恵海 著 | メディアワークス文庫

ブラック企業で心身ともに追い詰められ、自殺寸前だった青年・隆が、幼馴染を名乗る謎の男「ヤマモト」に救われ、自らの人生を取り戻していく物語です。

  • 追い詰められた青年の再生: 自殺寸前だった青年・隆が、幼馴染を名乗る謎の男『ヤマモト』に救われ、自らの人生を取り戻していく物語。
  • 赤の他人が差し伸べた手: ヤマモトの正体は赤の他人。かつて双子の兄弟の自殺を止められなかった過去から、同じ危機にある隆を放っておけなかった。
  • 犠牲になる必要はない: 誰にでも幸せになるチャンスや人生を変えるタイミングは巡ってくる。社会のために個人が犠牲になる必要は決してない。
服装が変わると気分も変わる。気分が変われば表情も変わる。 — p.139
そんな僕でもひとつだけ変えられるものがあります。それが、自分の人生なんです。そして、自分の人生を変えることは、もしかしたら、周りの大切な誰かの人生を変えることに繋がるのかもしれない。 — p.208
社会のために誰かが犠牲になる必要なんて、決してないはずだ。誰にでも幸せになるチャンスは巡ってくる。一度くらいは人生を変えるタイミングを見つけることができるだろう。 — p.228

隆が晴れ晴れと会社を辞めて元気を取り戻すラストには、胸がすくような救いがある。人生を変えるタイミングを掴めるかどうかは、その時そばにいる誰かの言葉に大きく左右されるのかもしれない。現代を生きるすべての人に、『生きる意味』や『働く意味』を優しく見つめ直させてくれる素晴らしい小説だ。

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