経営・仕組み化
無印良品は、仕組みが9割
著者の松井忠三さんは1949年生まれ。西友ストアーから1992年に良品計画へ移り、2001年に社長に就任しました。赤字からのV字回復を果たし、2007年には過去最高の売上高1,620億円を達成します。2001年8月の中間期は38億円の赤字でしたが、翌2002年には増益に転じました。
その立て直しの土台となったのが、無印良品の「2つのマニュアル」。個人の経験と勘を、組織の知恵として蓄積させる仕組みです。
- 『MUJIGRAM』…無印良品の店舗で使っているマニュアル(2,000ページ)
- 『業務基準書』…本部業務のマニュアル
心に残ったこと
- マニュアルの冒頭に、仕事・作業の「意味・目的」を書く。「どのように行動するか」だけでなく「何を実現するか」を示し、仕事の軸をぶれさせないため。
- マニュアルは、実行力を養うテキスト。自分が「どう働くか」を考えるための羅針盤。
- マニュアルは作ったところが「仕事の始まり」。仕事を標準化させること。
- 優秀な人材は集まらない。だから「育てる仕組み」をつくる。
キーワード KEYWORD
- 「神は細部に宿る」…ミース・ファン・デル・ローエ(ドイツ出身の建築家)
- 『経営は「実行」』…ラリー・ボシディ/ラム・チャラン著(日本経済新聞社)
- 「莫煩悩」…無学祖元(建長寺)。煩悩するなかれ。迷わず悩まず、ただ一心に目の前のことに取り組みなさい。
引用・メモ QUOTATION
「細かいことまで決められていて、ちょっとめんどくさいな」「仕事がルーチンだらけになりそうだ」→ 現場で働くスタッフたちが「こうしたほうがいいのに」と感じたことを積み重ねることで生まれた知恵。だからマニュアルは毎月更新されていく。
「口でいえば、わかるのでは?」を明文化…仕事の細部こそマニュアル化すべき。担当者がいなくなったら、また一からスキルを構築し直さなければならない。(売り場づくりのノウハウは店長の頭の中だけにあって、スタッフには何も残されていなかった)
「販売スタッフTSトレーニングシステム」…どう教えるかを明文化したもの。誰が教えても同じことを教えられるようにすること。
①挨拶をきちんとする ②ゴミを見つけたら拾う ③仕事の締め切りを守る。「基本の「き」」が社員に徹底しているかどうか。
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