小説・自己啓発
おあとがよろしいようで
大学に入学し、落語研究会に入部した主人公・暖平が、部長や先輩たちとの交流を通じて 自身の性格や考え方を変化させていく物語。著者の落語好きが存分に生かされた、 人生を前向きにしてくれる応援小説です。
- 明日を楽しむための準備や考え方を学べる。
- 落語の噺を通して、個性や人間味について深く考えさせられる。
- 家族の絆や、自分が置かれた環境に対する見方が変わるきっかけをくれる。
引用 QUOTATION
明日が来るのが楽しみになるくらい準備する
― p.125
別に勉強したかったわけじゃないし、いい成績取りたかったわけじゃないんだ。ただ毎日楽しく生きたいだけ。父ちゃんと一緒。
それならさ、大人が仕事がつまらなくて、仕事以外の時間が楽しいんじゃ人生つまらないだろ。
人生楽しむためには仕事が楽しくなくっちゃならねえ。そのためには、ちゃんと楽しむ準備をしなきゃな、って教えてくれたの。
それがお前にとっては宿題だって。だから、他の目的じゃなくて、本当にただ明日を楽しむために宿題をするようにしたの。
そしたらね、朝から、ううん、何なら前の晩から気分が違うんだよ。
― p.124
俺が古典落語が好きなのはね、こうやってみんな同じ噺をするのに、そこに一人一人の個性が色濃く爆発するからなんだよ。
徹底的に同じことをやってみないと、個性なんて発露しない。
だって、どこまでも同じことをやってるのに、一緒にならない部分のことを『個性』っていうんだろ?
― p.156
あの人みたいになりたいと、まるごと人の真似をしようとしても、どうしても同じものにはならない。
そうやって生まれる違いのことを『個性』という。
― p.159
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