← 本棚へ戻る
天才 表紙
小説・人物

天才

石原慎太郎 著 | 幻冬舎

石原慎太郎氏が「田中角栄」の視点になりきり、一人称で語るという斬新な手法で描かれた、激動の田中角栄自伝(評伝)小説です。

  • 角栄を一人称で描く: 石原慎太郎が田中角栄になりきり、一人称で語るという斬新な手法で描かれた、激動の評伝小説。
  • 命を懸けた政治: 数多くの議員立法を成立させ、日中国交正常化や対米関係に命を懸けた角栄が、ロッキード裁判にはめられていくプロセス。
  • 先見性と発想力: 人生を形づくるものは『他者との出会い』に他ならず、土地と水と人間を救う圧倒的な『先見性と発想力』こそ政治家の本領。
これから俺はどうする、何をどこまでやる、その気になればやれる、必ず出来る、してみせる、しなければこの俺ではないという思いで胸が果てしなくふくらみ、自分で自分を抑えられぬほどの将来への野心がこみあげてきた。 — p.26
たとえ見知らぬ者でも、その人間の一生の意味や価値は傍には計り知れぬものがあるに違いない — p.75
人間の人生を形づくるものは、何といっても他者との出会いに他ならないと思う。私の人生は今思えばさまざまな他者との素晴らしい、奇蹟にも似た出会いに形づくられてきたものだった。 — p.216

世間一般には『金権政治家』というイメージが先行しがちな田中角栄だが、本書を通じて彼の政治家としての圧倒的な偉大さと国家への想いに気づかされ、見方がガラリと変わった。『見知らぬ死者にもその一生の価値がある』と一礼するエピソードなど、角栄の人間的な深みと魅力が凝縮された見事な作品だ。

Amazonのアソシエイトとして、とくじぃ(tokupapa.com)は適格販売により収入を得ています。
当ページは楽天アフィリエイトを利用しています。リンクから商品を購入されると、売上の一部がとくじぃに還元されることがあります。