
HSPに合っている職業にエンジニアって出てくるけど本当。。。?

やめといた方がいいって記事もいっぱい出てくるよね。。。
HSPの人に合っている職業で検索して、エンジニアという職業を発見した方は多いのではないでしょうか?
でもでも、他の記事を調べるとやめた方がいいって記事もたくさん出てきてどれが本当かわからなくなることも。
今回はそんな方々の参考になるように、今実際にエンジニアとして働いている私が、今の働き方がHSPに合っているかという内容で記事を書いていきたいと思っています。
目次
最初に言っておきたいこと
一言にエンジニアと言ってもいろんなエンジニアがいます。
一般的によく想像されるようなパソコンをカタカタして、物を作っているソフトウェアのエンジニアもいれば、実際に目にみえる製品(例えばテレビとか洗濯機とか)を作るハードウェアのエンジニアもいます。
ソフトウェアのエンジニアの中にも、
- webサービスを作成する
- 電化製品の制御を作成する
- ゲームを作成する
など内容も多岐に渡りますし、なんならプログラミングをしないでチームのリーダーとしてマネジメントを主な業務をしている方もいます。
つまり、エンジニアを一括りにしてHSPに合っているかを語ることってすごく難しいんです。。。
だから今回は、今の私の働き方に限定して、HSPに合っているかという観点のみでお話しさせていただきたいと思っています。
結論: HSPにすごく合っていると感じている
結論としては、今の私のエンジニアの働き方の場合は、HSPにすごく合っていると感じています。
では、以下で
- 今どんな働き方をしているのか?
- 実際にどこが合っていると感じているのか?
の説明をしていきたいと思います。
どんなふうに働いているの?
今の私の働き方の特徴としては以下の5つです。
- webサービスを開発するエンジニア
- フリーランス
- 準委任契約 ※1
- 週4勤務(月128時間の稼働時間)
- エージェント経由でお仕事を探してもらっている
- 業務はマネジメントを担当せず、プログラミングを書くのみ
※1 準委任契約とは、特定の業務を行うことを定めている契約のことです。その業務を行うことが自体が契約なので、業務の完遂やサービスの完成までは責任を求められません。逆に業務の完遂やサービスの完成までを定める契約のことを請負契約といいます。
どんなところが合っているの?
現在の働き方が合っていると感じる点は以下の5つです。
- リモートでの仕事が可能
- 自分の体力に合わせた稼働時間で働くことができる
- 仕事内容や人間関係に問題が出た時に、短い期間で契約を打ち切ることができる
- 会社のイベントに参加する必要がない
- 基本的に一人で黙々と作業ができる
以下で詳しく説明していきます。
フルリモートでの仕事が可能
これはソフトウェアエンジニアなら、割と多くの会社でリモートが可能かと思います。
HSPの私にとって通勤はかなりの刺激になっていました。
(朝の満員電車の中のネガティブな雰囲気や、独特な匂いなどで通勤だけでかなり疲弊していました)
そのため私と同じように通勤だけでかなり疲弊してしまうという繊細な方にとっては、リモートでの業務がしやすいのはかなり合っている点だと思っています。
ちなみに現在はフリーランスのお仕事を探す段階でリモートの条件をつけていますが、エージェントの方にリモートじゃない方が珍しいと言われるくらいには一般的になっているようでした。
自分の体力に合わせた稼働時間で働くことができる
これはフリーランスエンジニアという働き方をしているから達成できていることだと思います。
元々体力がない私は、新入社員として会社で働いていた時代からフルタイムで働くことにとんでもないしんどさを感じていました。。。
周りの人が平気で残業をこなしたり、仕事帰りに飲みに行ったりしているとき、私は心身ともにぐったりで何もできなくなっていることが日常茶飯事でした。
そんな私がフリーランスとして働こうと決めた1番の理由は、週3,4で仕事をすることが可能だった点です。
今は週4で働いていますが、明らかに昔より健康的に働けていると感じています。
フルタイムで働くことにしんどさを感じているHSPの人には非常にメリットになると思います。
仕事内容や人間関係に問題が出た時に、短い期間で契約を打ち切ることができる
これはフリーランス + 準委任契約という働き方をしているから達成できていることだと思います。
- 仕事内容が合っているか
- 人間関係が合っているか
- 職場の雰囲気が合っているか
というのは、仕事の上でとても重要な要素であり、どれが欠けていても気持ちよく働くことが難しくなります。
しかし、これらの要素って実際に会社に入って働いてみないとわからないという運の要素がかなり強いですよね。。。
ただ正社員の場合、一度入った会社を辞めることってかなりハードルが高いと思います。
- 一度会社に入ったらとりあえず3年働こうのような風潮とか
- 入社までの採用試験をあんなに頑張ったのにすぐに辞めるなんて勿体無いとか
- 上司に退職届を出すための勇気が出せないとか
なかなかすぐに辞めることが難しいのではないのでしょうか?
しかし、フリーランスの準委任契約は基本的に1ヶ月から3ヶ月とりあえず契約を結び、会社とフリーランス間の合意のもと契約を更新していくのが一般的です。
そのため、この会社で働くのが辛いと思った場合最短でも3ヶ月程度で契約を打ち切ることができます。
逆に言えば、会社側から契約を打ち切られることも覚悟しないといけないとですがそれを踏まえても、働くのが辛い会社を辞めやすいというのは非常に大きなメリットだと思います。
会社のイベントに参加する必要がない
これはフリーランスで働いているからこそ達成できていることだと思います。
フリーランスとして業務委託で仕事をする場合は、基本的には会社の外部の人としての扱いとなるため
- 会社の全社定例や
- 定期的な飲み会
などへの参加は不要になります。
これは会社での飲み会で無理に人と話すことに疲弊していた私にとっては、非常に大きなメリットとなっています。
ただ私は一般的な内向型のHSPなので、できるだけ一人でいた方が心地がいいという特性を持っているからこそのメリットになっているとは思います。
そのため社交性が強く、他者との関わりを求める外向型のHSEの方にとってはデメリットになってしまうかもしれません💦
基本的に一人で黙々と作業ができる
これは業務内容についてマネジメントを担当せず、プログラミングを書くのみでお仕事をとっているから達成できていることだと思います。
基本的に人と関わることでひどく疲弊してしまう私の場合、マネジメントのような人と関わることが必要不可欠な業務をあえて自分から遠ざけるようにしています。
そのおかげもあり、現在は基本的には必要最低限のコミュニケーションのみで仕事が完結することができています。
このような働き方は内向型のHSPの方にとっては非常に合っている働き方だと思います。
今の仕事のデメリットはないの?
上記のようにHSPに合っている点を挙げていきましたが、何もデメリットがないのかと言えばもちろんそんなことはありません。
主に感じているデメリットは以下の3つです。
- いつ契約を切られて仕事がなくなるかはわからない(収入が不安定)
- 確定申告を自分でする必要がある
- 今のままプログラミングを書く仕事を続けることができるかわからない
以下で詳しく説明していきます。
いつ契約を切られて仕事がなくなるかはわからない(収入が不安定)
これはHSPに合っている点で述べた、「仕事内容や人間関係に問題が出た時に、短い期間で契約を打ち切ることができる」 の裏返しになります。
正社員と異なり、基本的に短期の契約で仕事を受けるのでもちろんずっと同じ会社と契約を続けることができません。
そのため、どうしても収入は不安定になってしまいます。
ただこの不安も
- 月の生活支出をできるだけ下げる
- 最低でも半年生活できるだけの貯金を確保しておく
- NISAやiDeCoの活用
- できるだけ人材価値の上がりやすい分野の仕事を経験して、契約をとりやすくする
ことである程度軽減することは可能かなと思っています。
(詳しくは機会があれば、別の記事で述べたいと思います)
確定申告を自分でする必要がある
こちらも正社員では感じることがなかったデメリットだと思います。
とは言いつつも、自分で確定申告をすることによって税金や社会保険料のことも理解できるようになり、結果的にどうやってこれらの負担を減らすかを考えるきっかけにもなります。
そのため、あながちデメリットだけというわけではないのかなと思っています。
今のままプログラミングを書く仕事を続けることができるかわからない
これは私が「マネジメントを担当せず、プログラミングを書くのみでお仕事をとっている」ために感じている不安になります。
実際に年齢が上がるごとにコードを書くだけの人材が必要なくなるとも言われているので、これは現時点でも非常に不安に感じているところです。
かといって、無理してマネジメントを経験して体調を崩しては元も子もないと思っているので、しばらくはこの業務形態を続けたいと思っています。
終わりに
いかがだったでしょうか?
今回は私の現在のエンジニアとしての働き方の場合を例にすれば、HSPに合っている働き方だと思うという内容を紹介させていただきました。
しかし最後に述べたようにいいことばかりではなくデメリットだってもちろんあります。
ただ大事なことは、そのデメリットを自分で納得した上で受け入れて働くことができることだと思います。
私の働き方もHSPの方にとって一番いい方法とは限りませんし、私自身ももっといい働き方を模索して改善していきたいと思っています。
今回この記事を読んでくださった皆さんも自分にとって心地いい働き方を考え、達成するためにはどうすればいいのかを考えるきっかけになれば非常に嬉しく思います。